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なぜ、びっくりドンキーは「木のお皿」を選んだのか
びっくりドンキーの体験を象徴する、あの「木のお皿」。
単なる器としてではなく、最後の一口まで美味しく楽しんでいただけるよう、器としての使いやすさや機能にも工夫をしてきました。
日本人の食文化を見つめた「ワンプレート」の追求
びっくりドンキーの象徴とも言える「ハンバーグディッシュ」。
創業者が目指したのは、日本人の食卓に馴染み深い「お箸で食べるハンバーグ」でした。
ナイフとフォークを使う洋食の堅苦しさを取り払い、日常のごはんとして楽しんでもらうために行き着いたのが、ライス、サラダ、ハンバーグを一つの皿に盛る「ワンプレート」というスタイルです。
この体験を支えるために選ばれたのが、陶器ではなく「木」でした。
木材には熱が伝わりにくい特性があり、手に触れたときの柔らかな質感も、木材ならではの魅力です。
木の風合いを大切にしながら、より清潔で使い心地の良い一皿を目指した結果、現在の形に辿り着いたのです。
一皿に集約することで生まれる「食事の楽しさ」
一皿にすべてが集約されていることで、視覚的な満足感が生まれるだけでなく、次の一口をどう組み合わせるかという自由な楽しみが生まれます。
しかし、異なる食材を隣接させることは、味の混ざり合いという課題もありました。
その解決策こそが、ディッシュ皿独自の形状に隠されています。
ディッシュ皿の独特なフォルムが担う役割

一見するとシンプルな木皿ですが、そこには「最後まで美味しく」を実現するための緻密な設計が施されています。
中心を高く設計した「ディッシュ皿」の構造
びっくりドンキーのディッシュ皿をよく見ると、平らではなく、中心部がわずかに緩やかな傾斜をつけて盛り上がっています。
この独自の設計は、単なるデザインではありません。
中央を高くすることで、ハンバーグから出る肉汁やソースが皿の端へと適度に広がり、他の食材と過度に混ざりにくくするための工夫の一つです。
ワンプレートという形式を守りながら、それぞれの食材の個性を守るための、理にかなった工夫なのです。
天然素材「木」という選択と、その背景

私たちが木皿を使う理由は、使い心地の良さだけではありません。
自然の恵みを預かる企業として、環境への配慮も大切にしています。
素材に樺材やゴムの木を採用している理由
現在使用されている木皿の多くは、プランテーションでゴムの木としての役割を終えた「老木」を再利用しています。
自然林を無闇に伐採するのではなく、役目を終えた資源を活用することで、限りある木材資源を大切に使う取り組みを進めています。
さらに、資源の有効活用と地域貢献の両立を目指すなかで、地元・北海道の「地産地消」にも注力しており、一部の木皿には道産の樺(カバ)材も採用しています。
一つひとつに個性が宿る、天然木ならではの表情
天然木を使用しているため、お皿によって木目や色合いが一つひとつ異なります。
また、店舗で1〜2年使い込まれて傷んだお皿は、独自の物流ルートで回収され、リペア(再切削・再塗装)を施して再び店舗へと戻ります。
少しずつ薄くなっていくお皿は、長く愛されてきた証。
その一期一会の風合いも、びっくりドンキーでの食事体験の一部なのです。
ご自宅でもあの気分を
「家でもあの雰囲気を味わいたい」という声に応え、現在27cm(税込5,280円)と21cm(税込4,180円)の2サイズが店舗や公式オンラインショップで販売されています。
販売用には特別にロゴが刻印されており、日常の食卓に彩りを添えるアイテムとして販売しています。
※2026年5月29日時点の価格です。
※一部店舗では取り扱いがない場合があります。
まとめ:その形状は、お客様の「美味しい」を支えるために

びっくりドンキーが大切にしているのは、単に料理を提供するだけでなく、一皿を通じて届けられる「楽しさ」と「心地よさ」です。
中心が盛り上がったあのお皿は、その想いを形にした結晶と言えます。
ご来店いただいた際は、ぜひその緩やかなカーブと木の温もりに注目してみてください。
そこには、最後の一口まで美味しく食べていただけるよう尽くされた、細やかな工夫が隠れています。







